原発なくす蔵からの更新紹介です。bye-nukes (npg.boo.jp) 2024年8月7日(水)
Fさん作成の年表は毎週日曜日に更新しています。
★「Youtubeで見つけました」コーナー
・デモクラシータイムスでは、福井「避難計画は"絵に描いたもち"」<高浜・大飯・美浜>に続いて、
第2弾!「宝の瀬戸内海を守れ!監視と住民排除の電力利権 <伊方原発・上関原発予定地>」がアップされています。
能登半島地震で避難計画が机上の空論であったことを、ここでも思い出します。
★サイト左側にある【資料】⇒「原子力発電所運転実績」の順にクリックしてください。
原発の稼働状況が一覧できる表を、掲載しています。地図での位置確認とともに、ご利用ください。
8月6日(火)現在。停止中24基、運転中9基(関電の美浜1基・大飯2基・高浜3基、九電の玄海2基・川内1基)
★サイト左側にある【資料】⇒「原子力発電所の現状-2024年1月24日」の順にクリックしてください。
関電7基のうちの、美浜3号(47年)・高浜1号(49年)・高浜2号(48年)の老朽原発です。
九電4基のうちの、川内1号(39年)・川内2号(38年)も、40年超えが近づいています。
なお、川内1号は、2024年7月18日に40年を超えました。全国では4番目、九州では初です。
現在、運転・定期点検の原発はすべて加圧式型原発であり、福島第一原発と同じ型の沸騰水型原発は、まだ稼働していません。
加圧式型・沸騰水型の違いは、【資料】⇒「原子力発電の仕組み」で確認できます。
★「九電(九電送配電)監視隊」からの報告です。
九電送配電会社は、九電の100%子会社です。
再エネの出力抑制(再エネ廃棄)の情報は、下記ページの下の方に載っています。
九州電力送配電 でんき予報(電力のご使用状況) (kyuden.co.jp)
九電(九電送配電)による再エネの出力抑制は、2018年10月より始まりました。他の電力会社が行ったのは、2022年度になってからです。
全国の大電力会社のなかで、稼働できる原発4基をすべて再稼働させている九電は、原発優先の出力抑制においても、先行していますし、
最も多くの電力を捨てています。過去の実績です。
2018年度半年分:26回、2019年度:74回、2020年度:61回、2021年度:61回実施。
2022年度:80回実施。2023年度:136回実施し記録更新! 2018年度に始まって最も回数が多い年度となりました。
では、2024年度は? 2024年4月は15回、5月は21回、6月は11回実施。7月・8月はなし
九電の原発は、現在、玄海1・2号機と川内2号機の3基体制です。
それに加えて、夏の猛暑で電気使用量が増えていることもあり、7月・8月は実施なしとなっています。
★出力抑制の優先順位について
①火力(石油・ガス・石炭)の出力制御、揚水・蓄電池の活用 ②他地域への送電 ③バイオマスの出力制御
④太陽光・風力の出力制御 ⑤水力・原子力・地熱の出力制御
詳しくは、以下のページにあります。
出力制御について|なるほど!グリッド|資源エネルギー庁 (meti.go.jp)
★【原発関連の動き】7月分の更新を完了しました。
(7/11)原子力規制庁が、全国の7原発で想定を超える地盤隆起が起きた際の対応について「実効性を確認した。全体を通して問題はなかった」と評価。
(7/11)国連総会で、ロシアに対してウクライナのサボリージャ原発から撤退するよう求める決議案が採択された。
(7/18)東北電力が、女川原発2号機の再稼働の時期を11月ごろに延期すると発表。
(7/24)北陸電力が、能登半島地震の影響で故障した志賀原発2号機の変圧器について、機器一式を取り換える必要があるとして、本格復旧に2年以上かかると言及。
(7/26)原子力規制委員会が、敦賀原発2号機の原子炉直下を通る断層が、新規制基準に基づく活断層だと結論づけた。
(7/29)青森県の宮下宗一郎知事が、青森県むつ市の使用済み核燃料を保管する中間貯蔵施設を巡り、燃料受け入れを表明した。
★【玄海原発関連の動き】7月分の更新を完了しました。リンク先をクリックすると、新聞記事に飛びます。
(7/27)山口知事が7年ぶりに玄海原発視察(SAGATVなど)
(7/24)「抜き打ちとまではいかないが・・・」佐賀県の山口祥義知事、7月26日に九州電力玄海原発を視察 7年ぶり(佐賀新聞)