原発なくす蔵からの更新紹介です。bye-nukes (npg.boo.jp) 2024年5月14日(火)

Fさん作成の年表は毎週日曜日に更新しています。


佐賀県玄海町が「核ごみ最終処分場」の文献調査を受け入れました。狭い陸地部分には地下に石炭層があるといわれています。

そもそも、大陸と陸続きだったのが、完新世となって温暖化、海水面が上昇して現在の日本列島が形成されたのが約1万年前である。

最終処分場が想定する10万年を現状で保存することなど、日本の場合は、夢の又夢でしかない。


★「Youtubeで見つけました」コーナー

・西谷文和 路上のラジオでは、小出裕章さんが「原子力マフィア東京電力の大罪」と称して、新潟県柏崎刈羽の再稼働の動きと福島第1原発の廃炉作業について触れています。

東電は、2007年新潟地震で油漏れ・引火で火事を起こしましたが、消火作業もできませんでした。福島第1の1~3号機の炉心には、広島型原発7900発分のセシウムが含まれています。

・デモクラシータイムスでは、福井「避難計画は"絵に描いたもち"」<高浜・大飯・美浜>と現地を歩きながら考察。地震などが発生した場合、住民の方々が避難する難しさが実感できます。


★サイト左側にある【資料】⇒「原子力発電所運転実績」の順にクリックしてください。

原発の稼働状況が一覧できる表を、掲載しています。地図での位置確認とともに、ご利用ください。

5月14日(火)現在。停止中22基、運転中11基(関電の美浜1基・大飯2基・高浜4基、四電の伊方1基、九電の玄海1基・川内2基)


★サイト左側にある【資料】⇒「原子力発電所の現状-2024年1月24日」の順にクリックしてください。

関電7基のうちの、美浜3号(47年)・高浜1号(49年)・高浜2号(48年)の老朽原発です。

九電4基のうちの、川内1号(39年)・川内2号(38年)と40年超えがまもなく近づいています。

現在、運転・定期点検の原発はすべて加圧式型原発であり、福島第一原発と同じ型の沸騰水型原発は、まだ稼働していません。

加圧式型・沸騰水型の違いは、【資料】⇒「原子力発電の仕組み」で確認できます。


★「九電(九電送配電)監視隊」からの報告です。

九電送配電会社は、九電の100%子会社です。

再エネの出力抑制(再エネ廃棄)の情報は、下記ページの下の方に載っています。

九州電力送配電 でんき予報(電力のご使用状況) (kyuden.co.jp)

九電(九電送配電)による再エネの出力抑制は、2018年10月より始まりました。他の電力会社が行ったのは、2022年度になってからです。

全国の大電力会社のなかで、稼働できる原発4基をすべて再稼働させている九電は、原発優先の出力抑制においても、先行しています。

過去の実績。2018年度半年分:26回、2019年度:74回、2020年度:61回、2021年度:61回実施。

2022年度:80回実施。2023年度:136回実施し記録更新! 2018年度に始まって最も回数が多い年度となりました。

では、2024年度は? 2024年4月は15回、5月は13日(月)現在で計10回実施。

九電の原発は玄海3号機が3月末に定期点検に入りましましたので、3基しか動いていません。

3基体制のもとでも出力抑制の回数は非常に多いです。これが4基体制であれば、毎日実施していることでしょう。


★出力抑制の優先順位について

①火力(石油・ガス・石炭)の出力制御、揚水・蓄電池の活用 ②他地域への送電 ③バイオマスの出力制御

④太陽光・風力の出力制御 ⑤水力・原子力・地熱の出力制御

詳しくは、以下のページにあります。

出力制御について|なるほど!グリッド|資源エネルギー庁 (meti.go.jp)


★【トピックス】をご覧ください。

山崎明さん(脱原発!電力労働者九州連絡会議・副代表)が出力抑制について論考(前編)をまとめてくださいました。

詳しい分析をお読みください。


★【原発関連の動き】5月分を更新しています。

(5/3)日本原子力産業協会が、2023年度の国内の原発稼働率は28.9%だったと発表。福島第一原発事故後では最高となった。


★【玄海原発関連の動き】5月分を更新しています。リンク先をクリックすると、新聞記事に飛びます。

(5/2)核ごみ調査反対、1万人署名提出 佐賀・玄海町長に市民団体(西日本新聞など)

(5/10)核のごみ文献調査、佐賀・玄海町長が受け入れ表明「議論を喚起する一石に」原発自治体で初(西日本新聞)

(5/8)伊万里市長「不安、不満、危機感」(佐賀新聞)

(5/10)九州7県の議員有志が核ごみ調査受け入れ拒否を求める 佐賀・玄海町に要請書(西日本新聞)