原発なくす蔵からの更新紹介です。bye-nukes (npg.boo.jp) 2024年3月13日(水)

Fさん作成の年表は毎週日曜日に更新しています。

今回の地震で揺れた地域には、柏崎刈羽7基、志賀2基、敦賀1基、美浜1基、大飯2基、高浜4基と計17基の原発があります。

うち5基(大飯1基と高浜3基、美浜1基)が、余震が続く現在も稼働中です。

2024年能登半島地震についての情報リスト | 原子力資料情報室(CNIC)

13年目の3.11を迎えました。能登半島地震から70日余りがたちました。

岸田政権は、原発推進を止めようとしません。


★「Youtubeで見つけました」コーナー

西谷文和さんの路上のラジオから「志賀と珠洲。3.11の教訓は『絶対に動かすな』」です。

改めて、原発の恐ろしさ(標準的な100万㎾の原発1基を1年稼働させると、広島原爆1000発分の死の灰を放出など)とともに、

福島第一原発事故、北電・志賀原発で起きたことを振り返っています。


★サイト左側にある【資料】⇒「原子力発電所運転実績」の順にクリックしてください。

原発の稼働状況が一覧できる表を、掲載しています。地図での位置確認とともに、ご利用ください。

3月8日(金)現在。運転中10基(関電5基・残り2基が定期点検へ、四電1基、九電4基)。


★サイト左側にある【資料】⇒「原子力発電所の現状-2024年1月24日」の順にクリックしてください。

関電7基のうちの、美浜3号(47年)・高浜1号(49年)・高浜2号(48年)の老朽原発です。

九電4基のうちの、川内1号(39年)・川内2号(38年)と40年超えがまもなく近づいています。

現在、運転・定期点検の原発はすべて加圧式型原発であり、福島第一原発と同じ型の沸騰水型原発は、まだ稼働していません。

加圧式型・沸騰水型の違いは、【資料】⇒「原子力発電の仕組み」で確認できます。


★「九電(九電送配電)監視隊」からの報告です。

九電送配電会社は、九電の100%子会社です。

再エネの接続状況についてです。出力抑制の前に、接続しないことで普及を阻止しています。とくに風力発電は酷いです。

2024年1月末 風力発電の可能性は1751万㎾ありますが、うち接続しているのは66万㎾(3.8%)にすぎません。

九州電力送配電 九州本土の再生可能エネルギーの接続状況 他 (kyuden.co.jp)

再エネの出力抑制(再エネ廃棄)の情報は、下記ページの下の方に載っています。

九州電力送配電 でんき予報(電力のご使用状況) (kyuden.co.jp)

九電(九電送配電)による再エネの出力抑制は、2018年10月より始まりました。他の電力会社が行ったのは、2022年度になってからです。

全国の大電力会社のなかで、稼働できる原発4基をすべて再稼働させている九電は、原発優先の出力抑制においても、先行しています。

過去の実績。2018年度半年分:26回、2019年度:74回、2020年度:61回、2021年度:61回実施。

2022年度は、計80回実施と記録更新! 2018年度に始まって最も回数が多い年度となりました。

では、2023年度は? 2023年4月は20回、5月は24回、6月は9回、7月はなし、8月は8/13(日)の1回のみ。

9月は6回、10月は24回、11月は15回、12月は3回、2024年1月は4回、2月は8回でした。

3月に入ってはほぼ毎日のように実施し、3月12日(火)現在計10回実施しています。

九電管内の原発は、玄海3・4号機と川内1・2号機の4基体制になりました。

なお、再エネの出力抑制は、2023年度に入って通算124回実施されています。これは、最多記録であった2022年度を大幅に上回ります。。


★出力抑制の優先順位について

①火力(石油・ガス・石炭)の出力制御、揚水・蓄電池の活用 ②他地域への送電 ③バイオマスの出力制御

④太陽光・風力の出力制御 ⑤水力・原子力・地熱の出力制御

詳しくは、以下のページにあります。

出力制御について|なるほど!グリッド|資源エネルギー庁 (meti.go.jp)


★「北摂の会通信」、「避難者通信」ともに、3.11を特集しています。


★【原発関連の動き】3月分を更新しています。

関東地方で地震が続いています。千葉県東方沖(3/1)、千葉県南部(3/2)、茨城県南部(3/2)、千葉県北東部(3/6)、千葉県東方沖(3/9)。

(3/7)志賀原発で事故が起きた際に高齢者や障がい者が放射性物質から身を守る石川県内20の「放射線防護施設」のうち14施設が被災していたなど公表。

(3/8)ウクライナのエネルギー相が、ロシアの制圧下のあるザポロジエ原発の安全性が日々悪化していると述べた。


★【玄海原発関連の動き】3月分を更新しています。リンク先をクリックすると、新聞記事に飛びます。

(3/9)原発避難路8割に災害リスク 30キロ圏の福岡、佐賀など18道府県109市町村 東日本大震災13年(西日本新聞)