原発なくす蔵からの更新紹介です。bye-nukes (npg.boo.jp) 2024年2月9日(金)
Fさん作成の年表は、2月からは毎週日曜日に更新しています。
今回の地震で揺れた地域には、柏崎刈羽7基、志賀2基、敦賀1基、美浜1基、大飯2基、高浜4基と計17基の原発があります。
うち5基(大飯1基と高浜3基、美浜1基が1/18再稼働)が、余震が続く現在も稼働中です。
2024年能登半島地震についての情報リスト | 原子力資料情報室(CNIC)
★「Youtubeで見つけました」コーナー
デモクラシータイムスの原発耕論 「能登半島地震の警告!珠洲原発を止めたのは住民 忘れるな3.11福島」をアップしました。
最初の20分余りは、珠洲原発の建設を阻止した元県議会議員の北野進さんの話です。
6分付近、珠洲原発の予定地とここ数年の群発地震の震源地の地図が出てきます。震源地で真っ赤になった箇所に予定地はありました。
12分付近、電力会社が1990年代に配ったチラシなどが紹介されます。「地震はきたった大丈夫」「津波対策は万全です」と。
北野さんの最後の言葉、今回の地震について「原発を止めていく最後の警告」かもしれないと。
★サイト左側にある【資料】⇒「原子力発電所運転実績」の順にクリックしてください。
原発の稼働状況が一覧できる表を、掲載しています。地図での位置確認とともに、ご利用ください。
2月9日(金)現在。運転中10基(関電5基・残り2基が定期点検へ、四電1基、九電4基)。
★サイト左側にある【資料】⇒「原子力発電所の現状-2023年10月27日」の順にクリックしてください。
関電7基のうちの、美浜3号(46年)・高浜1号(48年)・高浜2号(47年)の老朽原発です。
九電4基のうちの、川内1号(38年)・川内2号(37年)と40年超えがまもなく近づいています。
現在、運転・定期点検の原発はすべて加圧式型原発であり、福島第一原発と同じ型の沸騰水型原発は、まだ稼働していません。
加圧式型・沸騰水型の違いは、【資料】⇒「原子力発電の仕組み」で確認できます。
★「九電(九電送配電)監視隊」からの報告です。
九電送配電会社は、九電の100%子会社です。
再エネの出力抑制(再エネ廃棄)の情報は、下記ページの下の方に載っています。
九州電力送配電 でんき予報(電力のご使用状況) (kyuden.co.jp)
九電(九電送配電)による再エネの出力抑制は、2018年10月より始まりました。他の電力会社が行ったのは、2022年度になってからです。
全国の大電力会社のなかで、稼働できる原発4基をすべて再稼働させている九電は、原発優先の出力抑制においても、先行しています。
過去の実績。2018年度半年分:26回、2019年度:74回、2020年度:61回、2021年度:61回実施。
2022年度は、計80回実施と記録更新! 2018年度に始まって最も回数が多い年度となりました。
では、2023年度は? 2023年4月は20回、5月は24回、6月は9回、7月はなし、8月は8/13(日)の1回のみ。
9月は6回、10月は24回、11月は15回、12月は3回、2024年1月は4回でした。
定期点検中だった玄海3号機が、1月31日に起動、2月2日より発電に入りました。
九電管内の原発は、玄海3・4号機と川内1・2号機の4基体制になりました。
なお、再エネの出力抑制は、2023年度に入って通算106回実施されています。これは、最多記録であった2022年度を大幅に上回ります。。
★出力抑制の優先順位について
①火力(石油・ガス・石炭)の出力制御、揚水・蓄電池の活用 ②他地域への送電 ③バイオマスの出力制御
④太陽光・風力の出力制御 ⑤水力・原子力・地熱の出力制御
詳しくは、以下のページにあります。
出力制御について|なるほど!グリッド|資源エネルギー庁 (meti.go.jp)
★【原発関連の動き】1月分の更新が完了、2月分も更新しています。
能登半島以外の地震も起きています。東京湾を震源地とするM4.8の地震(1/28)、山梨県東部・富士五湖を震源地とするM4.3の地震(2/3)
(2/1)関電・高浜原発1号機で配管から冷却水が漏れるトラブルがあったと発表。
(2/2)東海第二原発の原子炉建屋の管理区域で天井電線の管付近から火花が発生。
★【ストップ!玄海原発再稼働】1月分の更新が完了、2月分も更新しています。リンク先をクリックすると記事が読めます。
(2/3)能登半島地震と原発 リスクの大きさ再認識を(佐賀新聞など)
★「避難者通信」「北摂の会通信」の新号も掲載しています。