原発なくす蔵からの更新紹介です。bye-nukes (npg.boo.jp) 2024年1月23日(火)
Fさん作成の年表は、元旦に起きた能登半島地震をうけて、現在毎日更新しています。
今回の地震で揺れた地域には、柏崎刈羽7基、志賀2基、敦賀1基、美浜1基、大飯2基、高浜4基と計17基の原発があります。
うち6基(大飯2基と高浜3基、美浜1基が1/18再稼働)が、余震が続く現在も稼働中です。
2024年能登半島地震についての情報リスト | 原子力資料情報室(CNIC)
★「Youtubeで見つけました」コーナー
新たに2本アップしました。能登半島地震から3週間あまり、誰もが停止していた良かったと思う北陸電力の志賀(しか)原発の状況が気になります。
西谷文和 路上のラジオ(60分)では、小出裕章さんに志賀原発で起きた全般的なことを、森重晴雄さんに原子炉の耐震性などについて聞いています。
長くて良いのであれば、原子力市民委員会の緊急シンポジウム(180分)をお聞きください。
★サイト左側にある【資料】⇒「原子力発電所運転実績」の順にクリックしてください。
原発の稼働状況が一覧できる表を、掲載しています。地図での位置確認とともに、ご利用ください。
1月22日(月)現在。運転中(発電中)10基(関電6基・残り1基が定期点検中、四電1基、九電3基)。
★サイト左側にある【資料】⇒「原子力発電所の現状-2023年10月27日」の順にクリックしてください。
関電7基のうちの、美浜3号(46年)・高浜1号(48年)・高浜2号(47年)の老朽原発です。
九電4基のうちの、川内1号(38年)・川内2号(37年)と40年超えがまもなく近づいています。
現在、運転・定期点検の原発はすべて加圧式型原発であり、福島第一原発と同じ型の沸騰水型原発は、まだ稼働していません。
加圧式型・沸騰水型の違いは、【資料】⇒「原子力発電の仕組み」で確認できます。
★「九電(九電送配電)監視隊」からの報告です。
九電送配電会社は、九電の100%子会社です。
再エネの出力抑制(再エネ廃棄)の情報は、下記ページの下の方に載っています。
九州電力送配電 でんき予報(電力のご使用状況) (kyuden.co.jp)
九電(九電送配電)による再エネの出力抑制は、2018年10月より始まりました。他の電力会社が行ったのは、2022年度になってからです。
全国の大電力会社のなかで、稼働できる原発4基をすべて再稼働させている九電は、原発優先の出力抑制においても、先行しています。
過去の実績。2018年度半年分:26回、2019年度:74回、2020年度:61回、2021年度:61回実施。
2022年度は、計80回実施と記録更新! 2018年度に始まって最も回数が多い年度となりました。
では、2023年度は? 年4月は計20回、5月は計24回、6月は計9回、7月はなし、8月は8/13(日)の1回のみ。
9月は6回、10月は24回、11月は15回、12月は3回でした。
2024年1月になってからは、1/1(月)・1/2(火)・1/13(土)・1/14(日)の4回実施。何回も前日指示を出しては実施なしを繰り返しています。
九電以外の再エネ業者は、実施されても補償なしに加えての対応で、事業計画が立たないと思います。再エネ業者つぶしです。
11月から回数が減ったのは、玄海3号機が定期点検へ入り、九電管内の原発は、玄海4号機と川内1・2号機の3基体制となっているためでしょう。
2023年度に入って通算106回実施されています。これは、最多記録であった2022年度を大幅に上回わるものです。
★出力抑制の優先順位について
①火力(石油・ガス・石炭)の出力制御、揚水・蓄電池の活用 ②他地域への送電 ③バイオマスの出力制御
④太陽光・風力の出力制御 ⑤水力・原子力・地熱の出力制御
詳しくは、以下のページにあります。
出力制御について|なるほど!グリッド|資源エネルギー庁 (meti.go.jp)
★【原発関連の動き】12月分の更新が完了、2024年1月に入って毎日更新しています。
(1/17)九州電力が、川内1・2号機の使用済み燃料プールを共用化するための申請を行った。共用化してもしても、1・2号機共に約8年で一杯になる。
(1/18)関西電力が、運転開始から47年が経過した美浜3号機の運転を再開した。
(1/22)関西電力は、高浜1号機(48年経過)のポンプや配管で蒸気もれなどを確認したと発表。
★【ストップ!玄海原発再稼働】12月分の更新が完了、リンク先をクリックすると記事が読めます。