原発なくす蔵からの更新紹介です。bye-nukes (npg.boo.jp) 2024年4月1日(月)

Fさん作成の年表は毎週日曜日に更新しています。

能登半島地震から3ヶ月たちました。これまでの震災に比べて、被災者支援・復興の遅れが目立ちます。

政治の不作為には怒りしかありません。棄民政策を止めさせましょう。


能登半島地震で揺れた地域には、柏崎刈羽7基、志賀2基、敦賀1基、美浜1基、大飯2基、高浜4基と計17基の原発があります。

うち5基(大飯1基と高浜3基、美浜1基)が、余震が続く現在も稼働中です。

岸田政権は、柏崎刈羽・女川などの原発再稼働を狙っています。


★「Youtubeで見つけました」コーナー

UPLAN によるおしどりマコ・ケン他「福島第一原発事故13年 事故処理の現状と廃炉のゆくえを考えるつどい」です。


★サイト左側にある【資料】⇒「原子力発電所運転実績」の順にクリックしてください。

原発の稼働状況が一覧できる表を、掲載しています。地図での位置確認とともに、ご利用ください。

4月1日(月)現在。運転中9基(関電5基・残り2基が定期点検へ、四電1基、九電3基・1基が定期点検へ)。


★サイト左側にある【資料】⇒「原子力発電所の現状-2024年1月24日」の順にクリックしてください。

関電7基のうちの、美浜3号(47年)・高浜1号(49年)・高浜2号(48年)の老朽原発です。

九電4基のうちの、川内1号(39年)・川内2号(38年)と40年超えがまもなく近づいています。

現在、運転・定期点検の原発はすべて加圧式型原発であり、福島第一原発と同じ型の沸騰水型原発は、まだ稼働していません。

加圧式型・沸騰水型の違いは、【資料】⇒「原子力発電の仕組み」で確認できます。


★「九電(九電送配電)監視隊」からの報告です。

九電送配電会社は、九電の100%子会社です。

再エネの接続状況についてです。出力抑制の前に、接続しないことで普及を阻止しています。とくに風力発電は酷いです。

2024年1月末 風力発電の可能性は1751万㎾ありますが、うち接続しているのは66万㎾(3.8%)にすぎません。

九州電力送配電 九州本土の再生可能エネルギーの接続状況 他 (kyuden.co.jp)

再エネの出力抑制(再エネ廃棄)の情報は、下記ページの下の方に載っています。

九州電力送配電 でんき予報(電力のご使用状況) (kyuden.co.jp)

九電(九電送配電)による再エネの出力抑制は、2018年10月より始まりました。他の電力会社が行ったのは、2022年度になってからです。

全国の大電力会社のなかで、稼働できる原発4基をすべて再稼働させている九電は、原発優先の出力抑制においても、先行しています。

過去の実績。2018年度半年分:26回、2019年度:74回、2020年度:61回、2021年度:61回実施。

2022年度は、計80回実施と記録更新! 2018年度に始まって最も回数が多い年度となりました。

では、2023年度は? 2023年4月は20回、5月は24回、6月は9回、7月はなし、8月は8/13(日)の1回のみ。

9月は6回、10月は24回、11月は15回、12月は3回、2024年1月は4回、2月は8回でした。

3月に入ってはほぼ毎日のように実施し22回も実施しました。

再エネの出力抑制は、2023年度は結局計136回実施と最多記録を更新しました。


★出力抑制の優先順位について

①火力(石油・ガス・石炭)の出力制御、揚水・蓄電池の活用 ②他地域への送電 ③バイオマスの出力制御

④太陽光・風力の出力制御 ⑤水力・原子力・地熱の出力制御

詳しくは、以下のページにあります。

出力制御について|なるほど!グリッド|資源エネルギー庁 (meti.go.jp)


★【原発関連の動き】3月分が完了しました。

(3/25)北陸電力 志賀原発の敷地内を測定した結果、地震前と比べ平均4㎝の沈下を確認したと発表。

さらに、2号機の変圧器の内部で新たな破損も見つかっている。

(3/28)東京電力 柏崎刈羽原発7号機の原子炉に検査のために核燃料の装填を始めることを原子力規制委員会に申請した。

(3/29)運転開始から40年超の美浜3号機、高浜1~4号機の運転差し止め裁判において、福井地裁は差し止めを認めなかった。


★【玄海原発関連の動き】3月分が完了しました。リンク先をクリックすると、新聞記事に飛びます。

(3/19)佐賀 玄海原発 最大の津波の高さ新想定 これまでより2㍍余高く